お店のコンセプトを教えてください。

当店のコンセプトは、安心・安全に食べ物を楽しんでいただけるよう、コーヒーだけでなく農作物全般（小麦や蕎麦など）を、挽きたての新鮮な状態で提供することです。
私たちが挽きたてを重視しているのは、以前グアテマラに行った際、トルティーヤ生地を粉を挽くところから作っているところを見たことがきっかけです。その光景を目にしたとき、「コーヒーは挽きたてにこだわるのに、蕎麦や小麦はなぜ挽きたてのものが市場に出回っていないのだろう」という疑問が芽生えました。そこで、新鮮な素材で作ったフードを自身の店舗で提供し、お客様に味わっていただきたいと考えるようになりました。試行錯誤の末、店舗に臼を導入し、挽きたての素材を使ったフードを出すことにしました。
当店は公園に面しておりますので、どなたでも入りやすいよう、開放的な店舗設計にしています。公園で遊んだ後、休憩でご来店されるお子様連れのお客様がとても多いです。お子様連れのご家族に気軽にご利用いただけるよう、離乳食メニューも提供しています。離乳食も天然素材のみを使用しており、世代を問わず、すべてのお客様に安心して当店を楽しんでいただけます。

お店の特長や、こだわりを教えてください。

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• 当店は「北長瀬未来ふれあい総合公園」という公園に面しており、子連れのご家族が特に多くいらっしゃいます。 そのため、小さなお子様に食べさせても安心な自然食品を、手に取りやすい価格でご提供することにこだわっています。
  ドリンクは特にアメリカ―ノが人気です。地元の牛乳を使用したカフェラテなど、エスプレッソメニューも幅広く提供しています。
  フードは地元産の食材を使用することを重視し、店舗の石臼で挽いたそば粉のガレットやクレープをメインに提供しています。定番メニューのほか、季節ごとに旬の食材を使ったスペシャルメニューもご用意しており、どのメニューでも一貫した味わいを追求しています。

お使いのコーヒーマシンを選んだ理由を教えてください。

Modbarの「Espresso System EP」と「Steam System 2.0」を使用しています。「Espresso System EP」は抽出圧をコントロールできる点がポイントで、抽出理論を理解していないとモノにするのが難しいマシンだと思います。しかし、抽出圧をしっかりとコントロールできるようになれば、店舗こだわりのコーヒーの味わいを最大限に引き出し、理想的なエスプレッソの抽出が実現できるマシンです。定期的にパッキンの交換など消耗品の交換をする必要がありますが、普段の手入れに気を付けていれば長く使えると感じています。
グラインダーはMahlkonigの「E65S GbW」を使用しています。設定した通りコーヒーの粉を重量で計測し、自動でストップしてくれるので、エスプレッソの味の再現性が高くなりました。オペレーションもとても楽になっています。

カフェ開業を目指している方にアドバイスをお願いします。

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• 「売りたいものではなく、売れるもの」というのが、業界ではよく言われる言葉ではありますが、自分が何を表現したいか、何を大切にしたいか、という気持ちはブレずに持ち続けてほしいと思います。美味しいものを提供するのは当たり前として、その中で特化するものがあったとき、はじめてお客様にご満足いただくことができます。そして、それがリピートに繋がります。そういった意識をもって、表現者として店舗の開業を目指していただきたいです。

今年３月にオープンされた「コーヒーノマナビヤ」について教えてください。

「コーヒーノマナビヤ」は、コーヒーの専門学校です。「この場に集う人との出会いを楽しみながら、バリスタやロースターの技術や奥深いコーヒーの知識を学び、切磋琢磨できる場所にしたい」という願いを込めて開校いたしました。ご自宅で美味しいコーヒーを淹れるために受講される方や、カフェ開業を目指している方、他県からお越しの方など、生徒さんの層は様々ですが、少人数の授業にしているのでアットホームな雰囲気で受講できます。「コーヒーノマナビヤ」では、自宅で美味しいコーヒーを淹れたい方から、コーヒー店経験者まで幅広く、目的に合わせたコースを選択することが可能です。