お店について教えてください
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「フィンランド」を忠実に再現した店舗です。フィンランドは森や水など“自然”を大切にしています。今回はその思想を大切に、「サステナブル」をコンセプトとした店内装飾となっております。サステナブルでスタイリッシュな内装デザインの店舗で、店内でも存在感のあるソリッド(机・壁)はイッタラのために隈研吾氏がデザインし、抽出後のコーヒー豆のカスから作られました。また、店内の商品を飾っているカラフルな展示台はイッタラブランドの商品を製造する際に出た廃材を活用しています。
※店舗をデザインしたのは、著名なデザイナー 隈 研吾氏。
「体験型ショップ」ならではの、接客で心がけている点はありますか?
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“体験型”を強調しすぎるのではなく、食器はイッタラブランドのものを使用し、自然の雰囲気の中でゆっくりとしたフィンランドの空気感を楽しんでいただきたいと考えています。席にゆとりを持たせ、座り心地のよいソファにクッションを設置。ガラス張りの店内はあたたかな日差しが差し込み、広々とした空間づくりを意識しました。今後はフィンランドの食べ物を楽しむ試食会のような、食を絡めたイベントも計画しています。
どのようなお客様が来店されていますか?
イッタラブランドのファンの方が多いですが、ブランドを知らず、カフェ利用を目的にリラックスして料理やコーヒーを楽しむお客様も多くいらっしゃいます。このように、全くブランドやフィンランド文化を知らずに入店いただき、カフェを楽しんでもらうことでブランドと文化を知ってもらう。これが体験型カフェの一番の狙いです。
コーヒーのこだわりと、エスプレッソドリンクに合わせたオススメのメニューを教えてください。
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フィンランドの生活にコーヒーは欠かせない存在なので、オープン前からコーヒードリンクを重要視していました。サステナブルに注力したコーヒー豆を探す中で、Largoが”レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー”を使用していると知り、興味を持ちました。Largoで淹れたコーヒーは現地の人が普段飲んでいるものに近く、日本人の舌にも合う飽きのこない味わいです。
そんなコーヒーに合わせたオススメのメニューはシナモンロールです。フィンランド人は、休憩時間にさっとおにぎりを摘まむようなイメージで必ずシナモンロールを摘まみます。ソウルフードのシナモンロールとLargoで淹れたコーヒーは、フィンランドの生活を忠実に再現しています。
お使いのエスプレッソマシンを選んだこだわりを教えてください。
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カウンターの目立つところに置くということと、スタイリッシュなカフェのイメージに合うことをポイントにマシンを探し、la marzoccoのLinea mini(ステン)を選びました。小型のマシンなので手入れもしやすく難しいトレーニングはあまり必要ない、スタッフが使いやすいマシンです。効率重視で沢山のエスプレッソドリンクを提供するのではなく、ゆっくりとした時間が流れる店内で丁寧に一杯ずつ抽出できる Linea miniは店内のイメージに合っています。
今後の目標を教えてください。
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対面のイベントを増やしたいと考えています。フィンランドの食文化を発信しつつ、更にブランドの認知度を上げたいですし、フィンランドの文化も知ってもらいたいと考えています。ゆっくりとした時間や癒しを体験していただくためのオペレーションを意識しながら、店内のイメージの完成度を上げていきたいです。